帰化申請の流れ・期間
帰化許可申請の全体像
帰化申請を検討中であっても、実際の手続きをいつどこでどんなふうに進めていけばいいのかがわからないと、不安な部分もあると思います。
そこで、ここでは帰化申請の流れと申請にかかる期間の目安を提示し、帰化許可申請手続きの全体像をとりあえず把握していただければと思います。
それでは帰化申請手続きの流れを見ていきましょう。
帰化申請手続きの流れ
1. 帰化申請を決意
帰化申請手続きは、非常に多くの手間と膨大な時間が必要となる手続きです。帰化に対する強い決意が必要となります。
2. 専門家への依頼の検討
帰化申請手続きは、申請者ご自身でも行えます。
しかし帰化申請手続きは、非常に多くの手間と膨大な時間を必要とする手続きであるため、ご自身で申請を行おうとされた申請者の中には、途中で申請を諦められるケースも少なくないのです。
また、専門家にあらかじめアドバイスを受けることで、現在が帰化申請に適した時期かどうかも判断しやすくなります。
3. 住所地管轄の法務局で事前相談
ここからが帰化申請手続きの本格的なスタートになります。
まずは申請者の住所地を管轄する法務局で帰化相談(事前相談)を行います。
この帰化相談で帰化申請に必要な書類が指示されます。
4. 必要書類の収集・作成
法務局での事前相談の際に指示された書類の作成と収集に取りかかります。
必要な書類には官公署等の役所から交付を受ける書類の他に、申請者自身で作成しなければならない書面があります。
申請者の本国から交付を受ける書類もありますが、外国語で記載されている書類には翻訳文をつけ、翻訳者の住所・氏名を記載する必要があります。
また、日本の官公署から交付される書類については、有効期限にも注意が必要な場合があります。
5. 提出書類を揃えて法務局へ申請
申請に必要な書類が全て揃ったら、法務局へ帰化申請を行います。
申請は、申請日時に申請者(15歳未満を除く)が法務局に出向いて行います。
6. 法務局で面接
法務局から申請者に面接の連絡がきたら、申請書を提出した法務局で面接を行います。
面接の内容は、主に提出した書面の記載内容と事実の確認などです。この面接の時に追加提出書類を指示される場合もあります。
7. 帰化の許可・不許可の通知
法務局での面接の後法務省で審査が行われ、最後に法務大臣の決裁を経て、帰化申請の許可・不許可が決定します。
申請の許可、不許可にかかわらず、法務局から申請者に通知がありますが、帰化申請が許可された場合には官報に告示されます。
帰化申請手続きの流れはだいたいこんなところです。申請から帰化許可までだいたい半年から1年くらいかかるとみて良いでしょう。
かなりの長丁場であり、申請者の強い決意が必要なのは最初に説明したとおりです。
また、帰化申請が許可された後も必要となる手続きは多々あります。
帰化が許可されてほっとするところではありますが、まだまだ重要な手続きが続きますので注意してください。
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